フォスターは、今年で26年を迎えました。

杉並区内で最初の障がい児放課後支援グループとして設立され、

卒業生は80名を超えています。

法人概要


■法人名

NPO法人フォスター

 

■設立年月日

1995年4月1日 (法人設立:2011年5月19日)

 

■所在地

166-0012

東京都杉並区和田2丁目41番7号レジェンディア東高円寺1F

  

■電話番号

03-5340-7810

■FAX番号

03-5340-7811

■E-mail

info@foster.tokyo

 

■理事長

野上 尊子

■副理事長

藤原 弘美

■会員

25名(2021年現在)

■スタッフ

常勤4名、非常勤12名


代表挨拶


フォスターは、済美養護学校の保護者の有志によって設立されました。

当時は、障害のある子どもを授かったら、親が24時間かかり切りで世話をするのが当たり前でした。

そうした中、学校まで迎えに行き、帰りは最寄り駅まで送ってくれるフォスターの活動プログラムは、

画期的なものでした。

フォスターの活動によって、親と子は切り離された時間を持つことができました。

親は就労やレスパイトの時間を確保することができ、子どもは、親からも学校からも解放されて、

伸び伸びと過ごせる居場所を得たのです。

 

代表者自身、重度の障害児をフォスターに預けながら、一人親としての生活を送ってきました。

就労の困難さ、親子関係のストレス、子どもの預けられることへの不安、レスパイトの大切さなど、

身をもって体験しています。

自分の中で積み重ねてきた思いを通じ、親と子にとって、より安心でより楽しいフォスターへと

つなげて行きたいと思っています。

 

                           野上 尊子 

沿革


フォスターは平成13年(1995年)、済美養護学校に通学していた子どもの保護者によって設立された、杉並区内で最初の障害児の放課後支援グループです。

開設当時は学童クラブに障害児枠が設けられるようになっていましたが、学童クラブは小学校卒業と同時に出なければならず、障害児は保育の受け皿をなくしてしまいます。

「子どもが中学生になった途端に、就労もレスパイトも行き場を失ってしまう」という危機感を持った親たちが立ち上がったのです。

当初は「障害児は親が手塩に掛けて育てるもの」という社会通念があり、なかなか受け入れられませんでしたが、次第に必要性が認められ、同様の施設の設立が相次ぎました。こうした親たちの動きが、現在の放課後等デイサービスへとつながっているのです。フォスターは今年で設立から26年目を迎えましたが、これまでに80名近い卒業生を送り出してきました。

 フォスターでは、障害児を育てた経験のある親たちが運営を担っています。

代表者自身、重度の障害児を抱えた母子家庭を経験しています。仕事を続ける苦労と意義、レスパイトの大切さ、地域支援のありがたさを感じながら、様々な困難を乗り越えてきました。

補助金を利用してグループホームを建設した経験もあります。他の職員も、障害の重さや生活の困難をよく理解しています。フォスターの職員一同、障害のあるお子さんとご家族の、よき支援者であり、理解者であることを自負しています。